長月の花、9月と言えばコスモス、ヒガンバナ、キンモクセイなどを「よく見かける花」として紹介されます。今回は「たまに見るかな」5種類の花を掲載します。ご存じの通り長月（ながつき）は陰暦の季語で「夜が長くなり、朝晩めっきり冷えるようになる」という日本ならではの季節感を表現した語句です。
テンニンギクの園芸品種やブルーサルビア、ガーリックパインは少し派手目な花、センニチコウはピンク色した丸いボンボンの花形、秋の実を成らせた見た目と違って食べても美味しくないと言われるマルバシャリンバイの実を加えた長月の花をご覧ください。
テンニンギク・ファンファーレ
キク科 北アメリカ・南アメリカ原産 園芸品種 普通のテンニンギクは赤などの覆輪で咲きます。テンニンギク・ファンファ－レは赤と黄色の覆輪で賑やかに咲きます。語弊があるかも知れませんが、テンニンギクの八重咲きバージョンと言えるかも知れません。
協力 団結 明るい人柄 きらびやか ※テンニンギクとして
ブルー・サルビア
シソ科 北から中央アメリカ原産 別名 サルビア・ファリナセア 真綿のような窄みからひょこっと出てくる花弁が可愛いです。もっと近くによると1つ目小僧が口を開けているように見えますね。これを唇形花といいます。唇形花はシソ科に多く見られます。ハナトラノオ、セージ、ラベンダーがそうです。ハナノトラノオが唇形花のシソ科と聞いて意外を感じる方が多いと聞きます。
永遠にあなたのもの 尊重 情熱 貞節
ガーリックパイン
ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ原産 別名 ニンイクカズラ、ガーリックバイン 幹や葉っぱを触る（揉む）とニンニクの匂いがするからニンニクを冠した名前だと想像します。引いた写真とご覧の近くに寄った写真のどちらにしようと迷いました。決め手は多様な方向に向いた花弁が、お日様の一方向からの光りで、濃淡のある紅紫色がいいかなと思い寄った方を選びました。満開の写真ですがもう少ししたら徐々に花色が紅紫色から白側に変わっていきます。
ありのままの私を見て 個性的
ネメシア・ストルモサ
ゴマノハグサ科 南アフリカ原産 別名 ウンランモドキ ネメシアは約６０種が知られています。ネメシア・ストルモサを一目みて別名のウンランモドキが納得です。花姿はよく似ていて、花観察が好きな方なら「この違いを見分けられるかな、どうだろう」と思うぐらい似た花形です。ウンランそのものは60年くらい前に京都で発見され、日本に渡来した花の中では最近のようです。花色は緋赤、桃、紫、黄などです。
正直 包容力 偽りのない心 過去の思い出 ※ネメシアとして
マルバシャリンバイ
バラ科 日本・韓国原産 夏の終わり頃から秋に咲く花ですから現在咲いている花を見ている方多いでしょうね。秋の季節感を出そうと思い撮り置きの倉庫から出しました。マルバシャシンバイは真っ白い5花弁の花を咲かせるのですが「どこかで見たけど名前は知らない」と言われる花のようです。実はブルーベリーに似ていますが食べても美味しくないそうです。
そよ風の心地よさ 愛の告白 純真 ※シャリンバイとして
ブルーベリーと似てるね わたし 美味しそうだから食べちゃうかも・・
センニチコウ
ヒユ科 熱帯アメリカ地方原産 別名 ダンゴバナ、ダルマソウ、ゴンフレナ 周囲を囲むように黄色いシベが可愛いです。周りがボケるように撮れていればいいなと期待しながらパソコンで見て「やったー」と自画自賛。（自画自賛は多いですけれど） ピントが合っているセンニチコウとボケたセンニチコウの対比を見てください。今回は周囲がシベで被われているセンニチコウが少なかったです。センニチコウという名前は夏から秋にかけて色あせないところから付いたとあります。
色あせぬ愛 不朽
6枚最後までご覧頂いてありがとうございました。
レンズは全てAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
初秋によく見かける花 こちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
にゃん
きのうね 久しぶりに 都昆布を食べたよ しょうこさん 食べたことある？
あるよ 小さい頃ね 小学校に上がる前かな 駄菓子屋さんとか キヨスクで売ってたもの ・・今でもあるんだねー
